ステンドグラスに近い・・
東京国立博物館平成館で開催中の特別展「鳥獣戯画 -京都 高山寺の至宝-」。美術館などで食器や手ぬぐいといった商品となった形の鳥獣戯画は何度も見ていました。
コミカルな兎やカエルが印象的なあの図案です。
(美術館のホームページでは、鳥獣戯画の絵が観られます!)
この鳥獣戯画について作曲家の千住明さんが女性セブン2015年6月4日号で文を載せています。
『ストーリー性やスピード感にも圧倒されました。まるで映画やアニメを見ているような、ひとつの完成された世界観があり、その楽しさは万国共通、世界中の誰もがひと目でわかる作品になっています。文字がないのに、これだけわかりやすくなっているところは、西洋の教会にあるステンドグラスに近いといってもいいかもしれません。階級も職業もさまざまな人が訪れた教会のステンドグラスは、文字の読めない人でも楽しめるように構成されています。
ステンドグラスは左下から順番に、鳥獣戯画は右から左へという違いはありますが、説明がいらないという点では酷似しています。』(一部抜粋しました。)
動物が擬人化されていて、アニメを観ているような物語のある流れ、文字はないけれど誰もが入り込みやすい。西洋の教会にあるステンドグラスに近い点はあるかもしれませんね。しかも墨のみのモノクロの世界で表現している所はすごいですよね~。
美術館ホームページではweb絵巻が観られます☆ すごーい!